「AGA(男性型脱毛症)とは。治療薬の種類や効果の違いを解説!」
周りの人は気が付かなくても、やはり自分自身の変化にはすぐに気づいてしまうのが人間です。特に抜け毛などのマイナスなイメージを持ちやすいものというのは気が付きやすいですよね。そこで今回は、男性の方でも多くの方が悩んでいるであろう、「AGA(男性型脱毛症)」について解説していきます。
この記事を読めば、
・AGAとはいったいどんな症状なのか
・治療薬はどれくらいかかるのか
・治療薬別に効果の違いは存在するのか
以上3点について理解できます。
「AGA(男性型脱毛症)とは?」
まずはそもそもAGAとはどんなものなのかを確認していきましょう。AGAとは「男性型脱毛症」という意味で、成人男性によくみられる髪の毛が徐々に薄くなっていく状態のことです。思春期を過ぎると前頭部の生え際や頭頂部などの髪の毛が薄くなっていきます。一般的には遺伝や男性ホルモンの影響があると言われています。AGAの人は全国で約1100万人以上いるとされていて、そのうち何かケアをしているという人は600万人ほどと言われています。およそ半分しかケアをしていないということです。もちろんAGAというのは何もしなければ徐々に進行していく一方。だからこそ早め早めのケアが推奨されているわけです。
「治療薬の種類はどれくらいあるのか」
ここまでAGAの基本的な情報をまとめましたが、ここからは治療薬のお話。
一体治療薬はどれほどの数や種類があるのかを解説していきます。今回の記事に出てくる治療薬は3つ。「プロペシア」「ザガーロ」「ミノキシジル」です。それぞれ効く場所が異なり、利用するにあたっての目的が異なっています。この3つの場合「抜け毛を防いで維持する薬」と「毛髪を生やす、太くする薬」の二種類に部類出来ます。それぞれの部類の効果や仕組みについては後から詳しく記述しますが、今回登場する3つの治療薬は、どれもAGA治療の現場で実際に使われている薬です。
「治療薬の種類はどれくらいあるのか」
さて、一つ前の章で3つの薬を出しました。そこでその3つの薬は「抜け毛を防いで維持する薬」と「毛髪を生やす。、太くする薬」に分類できると言いました。この章ではこの二種類の効果の違いについて、仕組みまで解説していきます。
「抜け毛を防いで維持する薬の効果」
まずは抜け毛を防いで維持する薬の「プロペシア」と「ザガーロ」について解説します。プロペシアの主成分はフィナステリドで、AGAの原因と言われている成分のDHTの作用を抑えていきます。AGA治療薬として多くのクリニックで採用されている、ポピュラーな薬として知られています。プロペシアの主成分であるフィナステリドですが、これを使用してAGAが改善されたと実感している方は、服用した人の中で78%もいたということです。この効果が出やすいとされている年齢層は20代~40代で、抜けてからではなく、「ちょっと最近抜け出したなぁ~」ぐらいで始めるのがベストです。
そしてお次はザガーロ。
2015年に厚労省から認可された、結構最近になって使われ始めた薬です。主成分に「デュタステリド」が使用されていて、元もと「前立腺肥大症」を抑えるものとして欧米で承認が進んでいました。その後にAGAへの効果が認められ開発が進み、国内でも認可されたという経緯を持つ薬です。こちらもDHTの抑える役目があります、「5αリダクターゼ」という還元酵素に作用して、DHTを抑えているという仕組みです。しかしザガーロの場合、、副作用がプロペシアに比べて現実的です。中には性欲の減退などの例も上がっているので、プロペシアで満足のいかなかった患者さんへのセカンドチョイスとして使われることが多いようです。
「毛髪を生やす、太くする薬の効果」
最後に「ミノキシジル」の解説です。血圧をコントロールする薬を開発しているときに見つかった成分で、毛細血管などの血流の改善を通し、髪の毛に栄養を行き届きやすくする作用が期待できます。元もと「血管を拡張させる」ことは「発毛が促されること」につながると認められています。まとめここまでAGAとは何なのか、治療薬にはどんな種類や効果があるのか、解説してきました。薬によって効く仕組みや目的などが異なるので、自分が今後どのような治療をしたいのか。どのように変化していきたいのか、じっくり検討することが必要ですね。