男性型脱毛症
日本人男性だけで1100万人以上の方々が悩まされているAGA。「男性型脱毛症」とも呼ばれていますが、一部からは亜鉛やノコギリヤシなどの成分が効くのではという一説もあります。そこで今回は、AGAの原因から亜鉛などの栄養素との関係についてまとめていきます。
この記事を読んだあなたは、
・AGAの原因
・AGAと亜鉛との関係
・AGAとノコギリヤシとの関係
がわかります。この記事を読み終われば、自分が今後治療をするために何をすれば良いかがわかるはずです。
「AGAが起こる原因を確認」
まず治療や対策方法を知る前に、どうしてAGAが起こるのかを確認していきましょう。
そもそもAGAというのは男性ホルモンであるDHTが原因だと言われています。このDHTは、通常の男性ホルモンであるテストステロンが頭皮にある還元酵素により変換されてできるものなのです。
毛乳頭の中の「アンドロゲンレセプター」というものとこのDHTというものが反応すると、毛母細胞というところに脱毛を促す信号を出してしまいます。この信号が発せられると、髪の毛が抜けやすくなる退行期というものに、成長期であったとしても強制的に誘導され、成長をし終わる前に抜けていってしまうのです。専門的なクリニックなどでよく使われている治療薬でも、このDHTを抑える効果が期待できる成分が配合されています。それだけ「いかにDHTを抑えるか」という部分が、AGAの治療において重要なところだということです。
「AGAに亜鉛やノコギリヤシの栄養素は効果あるの?」
AGAの原因を知ったうえで、一部では噂されている「AGAと亜鉛の関係性」、そして「AGAとノコギリヤシの関係性」を確認していきます。市販薬に入っていることの多い印象のある成分ですが、本当に効果はあるのでしょうか。
「AGAに亜鉛は効果あるの?」
結果から言うと、亜鉛というには少々遠回しではありますが、薄毛やAGAには良い影響をもっています。亜鉛というのはタンパク質の合成に大きく関係していることが理由として挙げられます。髪の毛の成分の大半がタンパク質であり、亜鉛が不足すると髪の毛が作られなかったり生えなかったりということに繋がります。そしてもう1つ亜鉛が薄毛に良いされている理由があります。それは、「5αリダクターゼ」という酵素を抑えるということ。この酵素を抑えるということの特化した医薬品もありますが、亜鉛も薄毛や抜け毛に有効である成分です。
「AGAにノコギリヤシは効果ある?」
亜鉛同様先に結果を言いますが、AGAについてノコギリヤシも、効果は期待できます。亜鉛同様「5αリダクターゼ」の抑制をすることが期待できます。しかし健康食品への配合はされていますが、専門的なAGAの治療薬には配合されていません。治療薬には配合されない程度の期待度ということです。
「亜鉛やノコギリヤシが取れる食品」
あくまで健康食品くらいのレベルではありますが、亜鉛やノコギリヤシはAGAについて効果があるとされています。予防という意味でも、取って損はない成分ですよね。では亜鉛やノコギリヤシはどのような食品かr効率よく摂取できるでしょうか。まずは亜鉛。
・牡蠣
・牛、鶏、豚肉
・卵
・ごま
・のり etc,,,
牡蠣などは健康サプリにもよく配合されているので、男性を元気にする食材としても有名です。お次はノコギリヤシ。しかし調べても中々ノコギリヤシを効率よく摂取できる食材は見つかりませんでした。そのためノコギリヤシは亜鉛と比較して取りにくい成分ということになります。もしノコギリヤシを摂取する場合には、サプリなどを利用した方が良いかもしれません。
まとめ
ここまで、AGAの原因、そして亜鉛やノコギリヤシとの関連についてまとめました。亜鉛には髪の毛を作るのに重要なタンパク質を合成する力があるため、気軽に食材から摂れる、AGA予防の成分となっています。ノコギリヤシにも同じような効果が期待できますが、亜鉛よりも食材から摂取することが難しく、サプリを利用した方が効率よく摂取できます。このように亜鉛やノコギリヤシには薄毛や抜け毛について効果的な一面がありますが、効果のレベルとしては健康食品程度です。本格的な効果や予防、増毛を希望している場合には、しっかりとDHTに直接効いてくれる治療薬を専門歴なクリニックから処方してもらった方がいいでしょう。改めて今回は、AGAと亜鉛やノコギリヤシなどの栄養素の関係性についてまとめました!