ほくろ除去しない方がいい?運勢と医学的リスクから徹底解説

ほくろ除去しない方がいい?運勢と医学的リスクから徹底解説

「顔のほくろ、取ったら運気が下がるって本当?」「除去したいけど後悔しそうで不安…」

このような悩みを抱えている方は少なくありません。

編集部

ほくろを除去すべきかどうかは、ケースバイケースです。

運勢の観点では、幸運をもたらす「生きぼくろ」は残した方が良いとされ、医学的にはまぶたなど難しい部位は慎重な検討が必要です。

一方で、除去によってコンプレックスが解消され、自信がついて人生が好転する方も多くいます。

本記事では、占い・人相学における「取らない方がいいほくろ」の位置と意味、医学的に注意すべき部位やリスク、実際の後悔例や成功体験談まで徹底解説します。

ほくろ除去がおすすめのクリニックをお探しなら、こちらの記事をご覧ください。

目次

ほくろ除去しない方がいいケースとは?

ほくろ除去は比較的手軽な美容施術と思われがちですが、安易に考えると思わぬ後悔につながることもあります。

除去を検討する前に知っておくべきポイントと、後悔しやすい人の特徴を確認しておきましょう。

ほくろ除去を検討する前に知っておくべきこと

ほくろ除去を検討する際、まず理解しておくべき重要なポイントがあります。

どんな治療法でも、除去後に跡が全く残らないのは困難で、個人差はありますが小さな傷や赤みは必ず生じます。

編集部

特に顔のほくろでは傷跡が目立つと本末転倒になりかねません。

またレーザー治療では一度で完全に取りきれず一部残ったり、時間が経ってほくろが再発するケースもあります。

母斑細胞が深く残っていると再び出現したり、紫外線によって色素が戻ることもあるのです。

さらに保険適用外の美容施術となる場合が多く、1個あたり数千円~数万円の費用がかかります。

施術後は通院やテープ保護など一定期間のケアが必要で、ダウンタイム中はメイク制限など不便もあります。

加えて、色や形が不規則なほくろは悪性黒色腫(メラノーマ)の可能性もあり、専門医の診断が不可欠です。

以上の点を踏まえ、「本当に取る必要があるのか?」をよく考えることが大切です。

ほくろ除去で後悔する人の特徴

実際に「ほくろを取って後悔した…」という方には、いくつかの共通点があります。

最も多い後悔理由は、仕上がりが想定と違ったことです。

傷跡が思ったより目立つ、赤みや色素沈着が長引いて「取る前の方が良かった…」と感じる例があります。

特に顔の場合、期待が大きい分わずかな跡でも気になり後悔につながりやすいのです。

期待値を上げすぎず、跡はある程度残ると理解しておかないとギャップに苦しむでしょう。

また「完全にキレイに無くなる」と期待したのに一部痕が残ったり、時間経過でほくろが再び現れたケースもあります。

さらに術後のアフターケアが想像以上に大変だったり、制約が煩わしく感じて後悔する方もいます。

編集部

2週間程度は保護テープを貼り、洗顔やメイクも制限されます。

こうした手間を「知らなかった」「想定外だった」と感じて後悔するのです。

要するに、情報不足や期待しすぎで施術を受けた場合にギャップが生じ、後悔に繋がっています。

【占い・人相学】取らない方がいいほくろの位置は?

占いや人相学の世界では、ほくろの位置や形によって運勢が変わると考えられています。

ここでは「生きぼくろ」と「死にぼくろ」の違いや、顔の部位別に見たほくろの運勢的な意味を詳しく解説します。

生きぼくろと死にぼくろの違い

人相学では、同じほくろでもその質によって吉凶の意味が大きく異なると考えます。

「生きぼくろ(活きぼくろ)」は、真っ黒でツヤがあり、適度に盛り上がって丸いほくろです。

見るからに“イキイキ”した印象で、人相学では幸運を引き寄せると解釈されます。

たとえば金運や恋愛運に関係する場所に生きぼくろがあれば、その方面で成功しやすいとされています。

一方、「死にぼくろ(死にほくろ)」は、ツヤがなく茶色っぽい、輪郭がぼやけて平たいほくろです。

いわば“生気を感じない”タイプで、占い上は運気を下げる凶相とみなされます。

特に悪い意味の位置に死にぼくろがあると、その人が困難やトラブルに巻き込まれる暗示とされます。

要するに、生きぼくろ=吉、死にぼくろ=凶というのが基本です。

そのため、占いの世界では「生きぼくろは取るべからず、死にぼくろは取った方が良い」という考え方もあります。

編集部

もっとも、ほくろ占いは統計的な俗説であり科学的根拠はありません。

顔のほくろが持つ運勢的な意味

顔にあるほくろは特に対人運や性格面を表すことが多いとされます。

生まれつきのほくろは先天的な運命や性質、後天的にできたほくろはその時期の運気を象徴するとも言われます。

顔の中でも部位によって様々な意味が割り当てられており、例えば眉間のほくろは「先見の明・頭脳明晰」眉の中のほくろは「対人運に恵まれる」など細かく解説されています。

額のほくろは仕事運や先祖運、目の周りは恋愛運や人間関係、鼻は金運、口元は社交性や食運を表すとされます。

それぞれの位置が持つ運勢的な意味を理解することで、除去するかどうかの判断材料になるでしょう。

特に「取らない方がいい(=良い意味を持つ)」とされる代表的なほくろは、生きぼくろとして幸運をもたらすとされています。

ただし、本人がコンプレックスに感じて自信を損なうなら、占い的には吉でも取る方が人生運は上がる可能性もあります。

額・おでこのほくろ:直感と先祖運

おでこ(額)にあるほくろは、古くから強運の印とされることが多い部位です。

額の中心にほくろがある人は「大仏ぼくろ」などと呼ばれ、聡明で判断力が高く仕事運に恵まれる相とされています。

額の生え際中央にあるほくろは、直感力に優れ、周囲の人からタイミングよく助けを得られる暗示があります。

幼少期に苦労があっても先祖や目上の人の支えで乗り越えられるため、「先祖運が強い」とも解釈されます。

左右の額でも意味が違い、右側の額のほくろは恋愛運・結婚運が良く良縁に恵まれる傾向を示します。

一方左側の額のほくろは金運・仕事運が良いことを表し、チャンスを掴みやすい相とされます。

いずれも生きぼくろであれば幸運度が増し、「額にほくろがある人は成功しやすい」とも言われます。

このように、額のほくろは総じて良い運勢に結びつく解釈が多いです。

ただし額は人前に出る部分なので、本人がコンプレックスに感じるかどうかもポイントです。

目の周りのほくろ:恋愛運と人間関係

目元・目の周辺にあるほくろは、主に恋愛運や対人運に関わるとされます。

編集部

よく知られるのは「泣きぼくろ」でしょう。

これは目尻や涙袋(目の下)にあるほくろのことで、一見涙のようなので悲運を連想しがちですが、実は恋愛面で幸運を呼ぶほくろです。

泣きぼくろを持つ人は感受性が豊かで愛情深く、異性にモテるタイプが多いと言われます。

恋愛運・家庭運・子宝運が良く、惚れっぽいけれど尽くすタイプなので結果的に幸せな恋愛をしやすいとされます。

まさに縁起の良い「生きぼくろ」で、取らない方がいい代表格と言えるでしょう。

また目頭(目の内側の角)にあるほくろは人相学で「夫婦座」とも呼ばれ、異性運や結婚運を示す位置です。

特に生きぼくろが目頭にある人は最良のパートナーに巡り合い、幸せな結婚ができるとされます。

恋愛・結婚運抜群の吉相なので、このほくろは取らない方がいいでしょう。

鼻のほくろ:金運への影響

鼻は人相学で「金運」「中年期の運勢」を象徴する重要なパーツです。

鼻筋や小鼻がしっかりしていると財運に恵まれるとされ、同様に鼻にあるほくろも金銭面の意味合いが強いとされます。

特に有名なのは、鼻の穴の入り口にあるほくろで、「金満ぼくろ」とも呼ばれ、お金に強いと言われます。

生きぼくろなら多少金銭トラブルがあっても大事に至らず、最終的には大金を掴む可能性も期待できるとか。

男性なら家庭や財産において幸運に恵まれ、女性なら自力で稼ぐ能力が高いとされます。

編集部

まさに金運アップのほくろで、取らない方がいい代表例です。

一方で、鼻の頭(鼻先)や小鼻にあるほくろは解釈が分かれます。

鼻先のほくろは異性にモテるという吉相説もありますが、散財グセがあるとも言われます。

小鼻(鼻翼)のほくろはお金が入っても出て行きやすいとされ、金運的には注意信号です。

総じて、鼻のほくろは金運との関わりが深いと言えるでしょう。

口元のほくろ:社交性と食運

口の周りにあるほくろは、食欲や愛情、社交性を表すとされます。

口は食べる・話す・キスをする器官で、本能的欲求やエネルギーの出入口です。

そのため口元のほくろが多い人はパワフルでエネルギッシュな性格が多く、会話上手・恋愛上手な印象を与えると言われます。

上唇にあるほくろは「愛情深い」ことを示す吉相です。

編集部

生きぼくろなら人に尽くすような優しさを持ち、周囲から慕われます。

下唇のほくろは「愛されたい願望が強い」相で、人から可愛がられる人が多いですが、死にぼくろの場合は依存的になりやすいかもしれません。

口角(口の端)にほくろがある人は「おしゃべり」と言われ、社交的で会話好きな性格です。

さらに食に関しては、口の右下(ほうれい線の内側あたり)にあるほくろは「美食家で生涯食べ物に困らない」相とされています。

お金に恵まれ豊かに暮らせる暗示で、俗に「食運が良い」人です。

編集部

こういった幸運の口元ぼくろは取らない方が良いでしょう。

首のほくろ:長寿と継続運

首やうなじにあるほくろは、占いでは寿命や継続運に関係すると言われることがあります。

首は頭(精神)と胴体(肉体)を繋ぐ部分であり、生命力や人との縁の継続性を象徴するとの見方です。

首の中央にあるほくろはコミュニケーション能力に優れ、人間関係を円滑に築けることを示します。

自分の考えをスムーズに伝え、周囲に恵まれるタイプで、人生を安定して長く歩む上で大きな強みとなるでしょう。

首の右側のほくろは金運が良く、対人スキルを活かして成功する傾向があります。

左側の首筋のほくろは社交的で良縁に恵まれる暗示です。

これらも生きぼくろであればさらに吉で、人生の豊かさや人脈の継続に寄与すると考えられます。

一方、うなじ(首の後ろ)にあるほくろは異性運が強いが恋愛上の注意も必要とされます。

もしご自身の首のほくろが生きぼくろなら、「自分は元気で長寿になれるサインだ」と前向きに考えて残しておくのも良いでしょう。

ほくろ除去で運気は下がる?実際の体験談

「ほくろを取ると運気が下がるのか?」という疑問について、実際の体験談を紹介します。

占い的には生きぼくろを取れば運気ダウンとも言われますが、現実には感じ方は人それぞれです。

ある有名人では、女優の宮沢りえさんが鼻横にあった金運上昇のほくろを除去しています。

占い的には「もったいない」と言われましたが、結果的に女優として大成されているので、運気が下がったようには見えません。

ネットのブログでは「取ったら世界が変わった。後悔は一切ない」という声もあれば、「取った直後にトラブルが続いて運が落ちた気がした」という声も散見されます。

実際のところ、ほくろ除去そのものが運命を左右する科学的根拠はありません。

編集部

大切なのは本人の気持ちです。

ある方は占いへの懸念もありつつ思い切って顔のほくろを3つ除去し、「ほくろがなくなって表情が明るくなり、自信がついたことでむしろ運気が上がった気がする」と語っています。

生きぼくろを取ったから即不幸になるわけではなく、むしろ明るく過ごせるならトータルで幸運につながるはずです。

【医学的観点】ほくろ除去しない方がいい場所は?理由も解説

医学的な視点から見ると、ほくろ除去は部位によって難易度やリスクが大きく異なります。

ここでは施術が困難な部位や、傷跡・再発のリスクが高い場所について詳しく解説します。

まぶた周辺のほくろ除去が難しい理由

まぶた(上まぶた・下まぶた)のほくろ除去は、技術的に難易度が高い手術の一つです。

まぶたの皮膚は全身で最も薄い部類で、伸びやすい反面縮みにくい特性があります。

そのため切除やレーザーで傷つけると腫れや内出血が起こりやすく、術後に凹凸も目立ちやすいです。

大きなほくろを無理に取ると皮膚が足りず、最悪まぶたが閉じなくなる危険すらあります。

下まぶただと外向きにめくれて「あかんべー」のような状態(外反)になることもあり、後で修正手術が必要になる場合もあります。

編集部

まぶたは瞬きなど非常に繊細な動きをする部分です。

ちょっとした手術痕の引きつれでも「まぶたが重い」「違和感がある」といった不快症状が残ることがあります。

また目に近いので手元が狂えば角膜を傷つけたり視力に影響するリスクもゼロではありません。

専門の形成外科医でなければ対応が難しく、経験不足の術者による施術は神経損傷や機能障害など深刻な合併症を起こしかねません。

耳の中・鼻の中のほくろ

耳の穴の中や鼻腔内(鼻の中)にできたほくろは、日常生活ではあまり見えませんが、医療的には特殊な場所です。

このような身体の穴の中にあるほくろは、皮膚科でも施術を断られるケースがあります。

理由は単純で、アクセスしづらく手術操作が困難だからです。

耳の中(外耳道)は狭く曲がっており、奥にあるほくろをレーザーで焼くにも視野が限られます。

編集部

無理に器具を入れれば鼓膜を傷つけるリスクもあります。

鼻の中も粘膜が繊細で出血しやすく、下手に手を加えると感染や出血が心配です。

編集部

さらに術後のケアもしにくい場所です。

患部にテープを貼ることもできず、消毒や軟膏塗布も難しいため、傷が汚れて化膿するリスクが高まります。

また、耳鼻の中のほくろはほとんど他人から見えないため、わざわざ取る必要性も低いです。

悪性の疑いなど特別な事情がない限り、放置するか耳鼻科専門医に相談する方が良いでしょう。

美容皮膚科では「耳/鼻の中は対象外」と明示しているところも多いです。

関節部分のほくろ(肩・肘・膝)

肩や肘、膝といった関節がある部分のほくろは、特に注意が必要です。

これらの部位は皮膚の伸縮や動きが大きく、傷跡が広がりやすい傾向があります。

例えば肘や膝は曲げ伸ばしするたび皮膚にテンションがかかるため、縫合跡が引っ張られて太い線状の傷になりがちです。

編集部

肩も腕を動かす度に皮膚が動き、同様のことが起こります。

特に肩の上部(三角筋あたり)や肩甲骨周辺は、ケロイド体質でなくともケロイドが生じやすい部位として知られます。

ケロイドとは傷跡が赤く盛り上がって肥厚し、元のほくろよりも目立つ醜い状態になったものです。

痛みや痒みを伴い、治療にも長時間を要します。

美容目的の手術でケロイドを作ってしまうのは避けたいトラブルの一つです。

肩や胸の中央(胸骨部)、下腹部などは特にケロイド好発部位で、できれば傷を作らない方がいい場所と言えます。

肘・膝から先(前腕やすね)の部分も血流が少なく治癒が遅いため、「顔ほど傷がきれいに治らない」と医師は指摘しています。

傷跡が目立ちやすい部位

意外に思うかもしれませんが、顔より体の方が傷跡は残りやすいのです。

顔は血行が良く治癒が早いため、適切に処置すれば傷跡はかなり目立たなくできます。

逆に体(鎖骨より下の領域)は血流が悪く、同じ傷でも赤みや跡が長引くことが多いです。

特にケロイド体質の人は要注意で、胸の真ん中(胸骨部)や肩、下腹部、耳たぶなどはケロイド化しやすいポイントです。

耳たぶはピアスの穴がケロイドになる例が有名ですね。

こうした場所にあるほくろを下手に取ると、元のほくろより目立つ傷跡になりかねません。

例えばバストトップの間(胸骨)にあるほくろは、術後高確率でケロイドになる可能性があるため美容目的では避けるべきとされています。

また足の裏も歩行で常に圧迫・刺激があるため治りにくく傷跡が色濃く残ることがあります。

その上、足裏のほくろは悪性黒色腫の可能性もあるため、取るにしても専門的対応が必要です。

まとめると、顔以外の部位は「傷跡なんて隠れるから平気」と思われがちですが、それは誤解です。

再発しやすい部位(紫外線を浴びやすい場所)

紫外線はほくろの再発要因の一つです。

したがって、日光に当たりやすい部位のほくろは、除去しても再発しやすい傾向があります。

典型例は顔や首、腕、手の甲など一年中露出しがちな場所です。

これらは日焼けによるメラニン生成が活発なため、せっかく取っても残った色素細胞が刺激され再びほくろが浮き出てくることがあります。

編集部

特に鼻や頬など、顔の高い部分は紫外線が当たりやすく注意が必要です。

術後にUVケアを怠ると、傷跡が茶色く色素沈着したり、ほくろがぶり返したりしやすくなります。

また肩や背中も夏場に日差しを受けやすく、再発リスクがあります。

そもそも紫外線が多い環境では、新しいほくろも次々出来やすいので、再発と新生の区別がつかないことも。

例えば頭皮のほくろは髪に隠れていても地味に日射の影響を受けるため、再発しやすい可能性があります。

どうしても取りたいなら、術後に徹底してUVケアを行う覚悟が必要となります。

ほくろ除去で後悔した失敗例

ほくろ除去の失敗例には、再発して元通りになった、傷跡が凹んで目立つ、色素沈着でシミ状態になった、自分で焼いて大惨事になったなどのケースがあります。

再発はレーザー治療で起こりやすく、母斑細胞が残っていたり紫外線の影響で色素が戻ることがあります。

編集部

傷跡の凹みや盛り上がりは経験豊富な医師でもゼロにすることは困難です。

術後のUVケアと保湿を怠ると色素沈着が残り、ほくろ除去がシミ作りになる皮肉もあり得ます。

特に自己流の処置は感染やケロイドなど深刻なトラブルにつながるため絶対に避けましょう。

こうした失敗例から学べる教訓は、正しい知識と適切な医療ケアの重要性です。

絶対NG!セルフでほくろ除去してはいけない理由

自分でほくろを取る行為は非常に危険です。

市販の「ほくろ取りクリーム」や「除去ペン」を使った自己処置は、適切な深さや範囲の見極めができず、ほぼ確実に傷跡が残ります

下手をするとケロイド状に傷痕が盛り上がったり、不潔な器具による細菌感染やウイルス感染の恐れもあります。

また、自分で除去してトラブルが起きても保険診療の対象にならず、高額な自費治療を受ける羽目になりかねません。

何より怖いのは、素人目にはただのホクロに見えても悪性黒色腫の可能性がある点です。

編集部

下手にいじってがん細胞を拡散させてしまうリスクすらあります。

お金や時間を惜しむ気持ちは理解できますが、後々もっと大きな代償を払うことになります。

ほくろ除去はしない方がいい?デメリットとリスクを解説

ほくろ除去には様々なデメリットやリスクが存在します。

施術後のケアの大変さや再発の可能性、紫外線対策の必要性など、事前に知っておくべき重要なポイントを解説します。

ほくろ除去後のアフターケアが必須

ほくろ除去は取って終わりではありません。

術後のアフターケアが非常に重要で、これを怠ると傷跡が悪化したり色素沈着したりする恐れがあります。

レーザー・切除いずれでも、施術後は患部に肌色のテープ(保護テープ)を最低でも1~2週間、場合によっては1ヶ月ほど貼り続ける必要があります。

テープは傷を物理刺激や紫外線から守り、湿潤環境を保って綺麗に治す役割があります。

お風呂や洗顔時も外さず、濡れたら交換するという手間がかかります。

顔にテープを貼った生活はストレスに感じる人も多いですが、これを我慢できないようなら除去しない方がいいでしょう。

傷にはかさぶたができますが、自然に剥がれるまで触らないことが大切です。

編集部

無理にはがすと傷跡が凹んだり色素沈着したりします。

また医師から処方される抗生剤軟膏や保湿軟膏を毎日塗り、傷跡を乾燥させないことで綺麗に治りやすくします。

術後1週間前後で経過チェックや(切除なら)抜糸のための通院が必要です。

ほくろが再発する可能性がある

除去したほくろが再発(再び出現)する可能性はゼロではありません。

特にレーザー治療の場合、皮膚を削る深さの調整が難しく、根っこが残ると同じ場所にまたほくろが出てくることがあります。

また紫外線やホルモンの影響で近くに新しいほくろができるケースもあるでしょう。

編集部

再発率は大きさや部位によります。

小さい表浅なほくろなら一度で取り切れることも多いですが、大きいほくろや深いほくろは再発率が上がります。

完全に取り除くにはメスで切除するのが確実ですが、それでも100%ではありません。

専門医でさえ「また出てくることがあります」と説明するくらいです。

つまり、「取ったらもう終わり」ではなく「また出てきたらどうしよう」という不安が残る可能性があります。

事実、ほくろ除去で後悔した人の中には「時間が経って再発したのがショックだった」と語る方もいます。

編集部

したがって再発リスクも理解した上で除去に臨むべきです。

もし「絶対に二度と出てきてほしくない!」というタイプの完璧主義の方は、再発したときの心理的ダメージが大きいかもしれません。

ほくろ除去のダウンタイム期間がある

ダウンタイムとは施術後に元の生活に戻るまでの回復期間のことです。

ほくろ除去の場合、レーザーなら約1週間、切除縫合なら1~2週間が一般的なダウンタイムになります。

この期間中、顔にテープを貼った状態になり、職場や学校で事情を説明する必要があるかもしれません。

マスクで隠れる位置ならまだ良いですが、額や目元だと目立ちます。

傷が完全に塞がるまで、患部へのメイクは禁止されます。

顔の場合、ノーメイクまたはテープの上から軽くファンデ程度しかできません。

編集部

オシャレを楽しみにくく、人によっては憂鬱です。

当日~翌日は洗顔NG、入浴は患部を濡らさないよう短時間のシャワーのみ等の指示があります。

テープ保護中も長風呂やサウナ、激しい運動(血行が良くなる行為)は避けるよう言われます。

ダウンタイム中は赤み・かさぶた・テープで一時的に見た目が悪くなります。

会社やデートで人に会うのが億劫になるかもしれません。

ちなみに完全に傷跡や赤みが引くまでにはさらに数ヶ月~半年程度かかることもあります。

紫外線対策が長期間必要になる

ほくろ除去後の紫外線対策は、ダウンタイムが終わってからも長期間続ける必要があります。

傷跡部分は非常に日焼けしやすく、色素沈着しやすいため、最低でも術後半年~1年は徹底的にUVケアをするのが望ましいとされています。

SPF高めのUVクリームを傷跡にこまめに塗り、外出30分前に塗布し、2~3時間おきに塗り直すのが理想です。

顔の場合、日傘やつば広帽子、サングラスなどで物理的に日差しを遮ります。

首や手の場合もストールや手袋で覆うと良いでしょう。

編集部

夏場は特に万全に。

術後しばらくは海水浴や登山など強烈な日差しを浴びる行為は避けるか、防御策を倍増させます。

これらを来年の同じ時期までくらい続けるイメージです。

色素沈着が引くのに時間がかかる場合、1年以上気をつけることもあります。

こう聞くと「面倒だな…」と思う方も多いでしょう。

事実、UVケアを怠って赤黒いシミ跡になり後悔した人もいます。

しかしズボラな性格で「つい日焼け止め塗り忘れる」ような方は、術後も同じことをして傷を濃くしてしまう恐れがあります。

一時的に見た目が悪化する

除去直後からしばらくは見た目がむしろ悪化します。

ほくろがポツンとある状態より、赤い傷やかさぶたになっている状態の方が周囲の目を引く場合もあります。

実際、施術後に会った人から「どうしたの、その傷!?」と心配されたり、「そんなほくろあったっけ?」と言われて拍子抜けしたなんてエピソードもあります。

編集部

自分だけが気にしていて他人はさほど気にしていなかった典型です。

つまり、ほくろ除去は短期的にはマイナスの容姿変化を伴うことを理解しましょう。

特に複数のほくろを一度に取った場合、顔中にテープや赤い点ができて一時的に肌荒れがひどい人のように見えるかもしれません。

メイクで完全に隠すのも難しいため、「しまった、取るんじゃなかった…」と一瞬でも思う可能性はあります。

もっとも多くの人は時間が経てば傷が薄れ、「取って良かった」に変わります。

ただし完治するまでの間、メンタルが揺れることは覚悟しましょう。

美容整形全般に言えることですが、施術後しばらくは容姿が不安定になるためダウンタイムうつと呼ばれる落ち込みを感じる人もいます。

ほくろ除去で人生が変わった!ポジティブな体験談

ここからは一転、ほくろ除去をして良かった!人生がポジティブに変わった!という体験談を紹介します。

コンプレックスを解消することで、精神面・生活面に良い影響が出るケースは少なくありません。

コンプレックス解消で自信がついた

ある女性は左頬に大きめのほくろがあり、中高生の頃からそれがコンプレックスでした。

「人と写真を撮るときも左側を向かれるのが嫌で、本当に自分の見た目が苦しくなるほど嫌いだった」そうです。

周囲は気にしていないと言っても、自分ではどうしても許せない…。

そこで20歳のとき思い切ってそのほくろを除去しました。

術後しばらくはテープ生活で大変でしたが、傷が治るにつれて心境に変化が。

「8年前にほくろを取った時、私は世界が変わった。後悔は一度もない。と彼女は語ります。

自分の顔に自信を持てるようになり、鏡を見るたび憂鬱だったのが嘘のように晴れやかになったそうです。

周囲からも「なんか明るくなったね!」と言われるほど表情が変わったとのこと。

彼女自身、「ほくろを取って本当に良かった。あのままだったら下向きに生きてたかも」と笑顔で振り返っています。

編集部

このように、長年のコンプレックスを解消することは自己肯定感アップにつながります。

顔は特に人の印象を左右する部分ですから、嫌いなパーツが一つなくなるだけでガラッと気分が変わるのでしょう。

第一印象が変わり人間関係が好転

ほくろを取ったことで他人からの第一印象が良くなったという声も多いです。

例えば営業職の男性は、鼻下の大きなほくろを除去したところ「清潔感が増した」と社内外から評判が上がったそうです。

自分ではそれほど気にしていなかったが、ない方が爽やかで信頼感があると言われ、「ならもっと早く取れば良かった!」と苦笑いしていました。

ビジネスシーンでは清潔感や印象が大切ですから、顔のほくろ一つで与える印象が変わることも十分あります。

また、先ほどの女性はほくろ除去後、堂々と人と接するようになれたといいます。

それまでは無意識に人の視線を避けていたり、自分の容姿に後ろめたさを感じて消極的でした。

しかしコンプレックスが無くなったことで「もうこそこそ隠さず、胸を張れるようになった」とのこと。

その結果、人間関係も広がり新しい出会いやチャンスにも積極的になれたそうです。

編集部

やはり本人の自信と態度の変化は、周囲との関係にも良い影響をもたらします。

ほくろがあることで暗く俯いていた人が、なくなって明るく笑顔になれば、周りも話しかけやすくなりますよね。

写真を撮るのが楽しくなった

写真写りを気にしなくなったというのもよく聞くポジティブ体験です。

コンプレックスがあった頃は写真が大嫌いで、集合写真でも隅に隠れたり表情が硬かった人が、ほくろを取ったあとは「写真が好きになった!」と喜ぶケースがあります。

上記の女性も、「ほくろ除去後は自分の顔で気になるポイントが減ったので、写真を撮られるのが平気になった。むしろ映える角度を研究したりして楽しめるようになった」と語っています。

Instagramなどに自撮りを載せるのも前より積極的になり、オシャレもより一層頑張るようになったそうです。

編集部

これは現代ならではのメリットかもしれません。

SNS全盛の時代、自分の写真に自信が持てることは大きな自己表現のプラスです。

「写真映えしないのはホクロのせい」と考えていた人には、まさに世界が変わる体験でしょう。

写真を撮るのが楽しくなることで、友人との思い出作りや旅行、イベント参加などにも前向きになれます。

人生の楽しみが増えるという点で、ほくろ除去のメリットは計り知れません。

メイクの仕上がりが良くなった

美容面で言えば、メイクのしやすさ・仕上がり向上も利点の一つです。

顔に目立つほくろがあると、それを隠すためにコンシーラーを重ねたり厚化粧になりがちでした。

しかし除去してしまえばナチュラルメイクで済むようになり、ベースメイクが薄くなった分肌の透明感が増す効果もあります。

「ほくろがなくなってから、ファンデーションが薄付きでも平気になった」「コンシーラーで隠す手間が省けて朝のメイクが楽」といった声はよく聞きます。

またホクロがあった部分の凹凸がなくなるので、チークやアイシャドウが綺麗にのるという意見も。

編集部

確かに、大きなほくろはメイクの邪魔になることもあり、そこだけ色が浮いたりします。

それがなくなることでメイクの完成度が上がり、さらに自分に自信が持てたという好循環が生まれます。

実際、ある女性は「ホクロ除去後にすっぴんでも肌が綺麗に見えるようになり、コスメに頼りすぎなくなった。メイクが楽しくなった」と述べています。

ほくろ一つ消えるだけで「垢抜けた」「メイク変えた?」と言われるほど印象が変わる場合もあり、特に美容好きな方にはメリットが大きいでしょう。

ほくろ除去で失敗しないためのクリニック選び

ほくろ除去を成功させるには、クリニック選びが非常に重要です。

症例実績が豊富な医師がいるクリニックを選び、年間数百~千件のレーザー症例があるかを確認しましょう。

形成外科専門医や皮膚科専門医など専門資格を持つ医師がいると安心です。

美肌治療全般に対応できる総合クリニックなら、術後の色素沈着や傷跡ケアも一貫して対応してもらえます。

複数のクリニックでカウンセリングを受けて比較し、丁寧に話を聞いて的確に答えてくれる医師を選びましょう。

編集部

再発保証制度の有無も確認し、口コミや評判もしっかり調べることが大切です。

最終的には自分の直感も大事にし、「ここは信頼できる」と思えるクリニックで治療を受けることが満足いく結果への近道です。

当サイトではほくろ除去がおすすめのクリニックとその失敗しない選び方について、こちらの記事で詳しく解説していますので、参考にしてください。

まとめ

ほくろ除去は「した方がいい・しない方がいい」を一概に断言できません。

占い的にも医学的にもケースバイケースであり、最終的にはあなた自身が何を重視するかです。

運勢が気になるなら良いほくろは残す、容姿改善や気持ちの安定を優先するなら取る、といった選択になります。

判断基準として、運勢的意味・施術リスク・アフターケア覚悟・クリニックの質を参考にしてください。

迷ったら無理せず、じっくり考えて結論を出しましょう。

当記事の執筆者
カンナム美容外科の編集部
現役看護師
カンナム美容外科
編集部
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経歴・詳細
当記事の編集部は、国立大学の看護学部を卒業後、同大学院にて看護管理学を修了。大学病院で集中治療室(ICU)の看護師として経験を積み、重症患者のケアや急性期医療に精通しています。その後、看護師の経験を活かしてカンナム美容外科のコラム編集部に参画しています。

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